24最御崎寺 | 25津照寺 | 26金剛頂寺 | 27神峯寺 | 28大日寺 | 29国分寺 | 30善楽寺 | 31竹林寺 | 32禅師峰寺 | 33雪蹊寺 |
34種間寺 | 35清滝寺 | 36青龍寺 | 37岩本寺 | 38金剛福寺 | 39延光寺 | ||||
☆荒波が打ち寄せる足摺岬を見下ろす霊場、境内は池を囲むようにお堂が並ぶ☆
四国の最南端、高知県土佐清水市の国立公園の足摺岬を見下ろす丘の中腹にあり、境内は12haという広大な広さを誇る大道場。濃緑の樹海と白亜の灯台、それに断崖に砕ける波涛、観世音さんの浄土を連想させ、自然の大庭園に圧倒させられる。
山門
ここにたどり着く遍路の旅もまた壮絶を極める。前の37番札所から80余km、いまは車で約2時間余、歩いたら約30時間、3泊4日はかかり、四国霊場の札所間では最長距離で、まさに「修行の道場」である。
岩場の自然を生かした境内
弘法大師はその岬突端に広がる太平洋の大海原に観世音菩薩の理想の聖地・補陀落の世界を感得した。ときの嵯峨天皇(在位809〜23)に奏上、勅願により伽藍を建立、勅額「補陀洛東門」を受し、開創したと伝えられる。弘仁13年(822)、大師49歳のころといわれている。大師はここで伽藍を建立したときに三面千手観世音像を彫造して安置し、「金剛福寺」と名づけられた。「金剛」は、大師が唐から帰朝する際、日本に向けて五鈷杵を投げたとされ、別名、金剛杵ともいう。また、「福」は『観音経』の「福聚海無量」に由来している。
本堂
大師堂
境内を眺めると、池を取り囲むように本堂など様々なお堂が存在し、木も生い茂り、ゴツゴツした岩石が見られる庭園があり、落ち着いた雰囲気を見せています。長い時間をかけてたどり着いたお遍路さんをホッとさせています。
境内の様子
大師因縁の「足摺七不思議」といわれる遺跡が、岬の突端をめぐるように点在していることにも注目が集まっています。
駐車場 あり・無料
宿坊 なし
公式HP なし