”四国八十八ヶ所”お遍路の旅 「高知県」
「弘法大師ゆかりのお寺を巡るお遍路。徳島県(阿波の国)に続く高知県(土佐の国)は「修行の道場」と位置づけられています。札所は少ないものの寺と寺の間の距離が長い距離に及ぶところもあり、まさに「修行」。精神的修行の場です。札所は24番から39番まで。お札所各寺の名をクリックしてください!
24
最御崎寺
25
津照寺
26
金剛頂寺
27
神峯寺
28
大日寺
29
国分寺
30
善楽寺
31
竹林寺
32
禅師峰寺
33
雪蹊寺
34
種間寺
35
清滝寺
36
青龍寺
37
岩本寺
38
金剛福寺
39
延光寺
■第二十四番札所 最御崎寺(ほつみさきじ)
☆「修行の道場」最初の霊場は荒波立つ室戸岬、明治時代以前は女人禁制だった☆
阿波(香川県)の薬王寺から山と海に挟まれた平坦な一本道を約
80
㎞。「修行の道場」とされる土佐(高知県)最初の霊場が最御崎寺。太平洋の白い波涛が吠えたてる室戸岬の突端にあります。
石段上り境内へ
山門
延暦
11
年(
792
)、弘法大師は
19
歳のころ、寺から離れた海岸にある岩窟・「御厨人窟(みくろど)」で「虚空蔵求聞持法」の修行に励み、悟りを開きました。唐から帰国した翌年の大同
2
年(
807
)に大師は、勅命をうけて室戸岬を再訪している。虚空蔵求聞持法を成就したこの地に、「虚空蔵菩薩像」を彫造して本堂を建立、本尊としました。当時は、真言密教の道場とされ女人禁制であったため、女性の遍路は遙か室戸岬の先端から拝んだといわれていますが、明治
5
年に解禁されています。
本堂
室戸岬では東西に対峙している
26
番札所・金剛頂寺が「西寺」と呼ばれ、最御崎寺は「東寺」とも呼ばれており、納経帳等の寺名には東寺と記されています。
大師が修行に励んだ岩窟・御厨人窟は、国の重要文化財に指定されています。
境内には、「鍾石」という石があります。この石は班れい岩という音の出る岩石です。音を届けたい故人を思い、その石をたたくと、思う人のところに届くと伝えられています。
鍾石
◇アクセス情報
所在地 〒
781-7101
高知県室戸市室戸岬町
4058-1
電話 088-723-0024
駐車場 あり・
無料
宿坊 あり(
100人)
公式
HP
なし
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