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21 太龍寺 | 22 平等寺 | 23 薬王寺 |
☆阿波霊場3難所のひとつ、樹齢数百年の杉の木に囲まれたお堂が歴史を物語る☆
四国山脈の島南端、標高618mの太龍寺山の山頂近くにある太龍寺。前の20番札所から徒歩で3時間。「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われる阿波3難所霊場のひとつ。樹齢数百年余の杉の木の並木がそびえ、境内では荘厳な歴史を感じさせるお堂などが立ち並んでいます。平成4年に山頂まで運ぶロープウェイが開通し、便利になった。
大木と石段
ロープウェイが開通
ところで、この寺は延暦12年(793)、桓武天皇の勅願により堂塔が建立され、弘法大師が本尊の虚空蔵菩薩像をはじめ諸尊を造像して安置し、開創した。山号は修行地の「舎心ヶ嶽」から、また寺名は修行中の大師を守護した大龍(龍神)にちなんでいます。この大師の修行というのは、19歳のころ境内から南西に600m離れたところにあった「舎心ヶ嶽」とい岩の上で、最も難行とされる「虚空蔵求聞持法」という修行を100日間にわたってされたという伝えによるもの。
本堂
寺はいくたびか罹災しているが、ときの藩主の保護をうけ再建されている。仁王門は鎌倉時代の建立で、他の堂塔は江戸時代以降に復興している。大師が修行した「舎心ヶ嶽」と呼ばれる岩の上には、今から1,200年前の大師の修行時代をしのばせる迫力、風格をそなえたブロンズ像が設置されている。
「舎心ヶ嶽」で修行する大師像
本尊の「虚空蔵菩薩」は、抜群の記憶力と知恵をはじめ福・徳など人々の望みをかなえてくれる仏様として信仰を集めているということです。
▽アクセス情報
所在地 〒771-5173 徳島県阿南市加茂町龍山2
電話 088-462-2021
駐車場 あり・無料
宿坊 なし
公式HP なし