■滝上町
北海道の北東部、周囲を山に囲まれた滝上町。町の面積の90%が森林です。「芝ざくら」のまちとしても、全国的に知られています。
周囲の山々と「芝ざくら」(滝上公園)
平成2年からは“童話の村”、つまり童話が生まれてくるような「いきいき・わくわく」するような町づくりを進めていて、「童話の村たきのうえ」が町のキャッチフレーズです。町のキャラクターも「ピコロ」と夢のある童話に出てくるような名がつけられ、町のPRに一役買っています。
滝上の町並みとキャラクター「ピコロ」
■魅力
▼魅力その1・・・日本一の規模「芝ざくら」
町の魅力は、何といっても10haの滝上公園をピンクに染める日本一の規模を誇る「芝ざくら」です。毎年5月初めから6月にかけて公園に大群落の花を咲かせ、多くの観光客を感動させます。
公園をピンクに染めた「芝ざくら
公園に最初に「芝ざくら」が植えられたのは昭和32年、ミカン箱いっぱいの苗から始まりました。
その2年後の昭和34年から、町の事業として、本格的な取り組みが始まり、それ以来毎年多くの町民が参加し、苗を植えたり、雑草を抜きとったりして、ここまで大事に育ててきたものです。滝上町の大きな財産となりました。
シーズン終了後町民が手伝って植栽作業
▼魅力その2・・・ハーブガーデン
多くの見物客でにぎわった「芝ざくら」が終盤にさしっかかったころ、主役のバトンを受け取るのが、4haの広さの「香りの里ハーブガーデン」です。香りと色とりどりのハーブの花々を楽しんでもらおうというものです。
花に囲まれた「香りの里ハーブガーデン」
毎年6月から9月にかけて、300種類のハーブが次々に咲き出します。ペパーミントなどの香りをただよわせ、癒しのポイントになっています。花や香りの鑑賞ばかりでなく、園内の施設でオリジナルな「ハーブ石けん」づくり体験やバーブティーなども楽しめます。
メルヘンティックな建物とハーブ
町では産業として、ハーブの仲間の「ハッカ」の生産もしています。量は多くないものの日本一の生産を誇っています。マチいっぱいにミントの香りが漂います。
日本一の生産!「ハッカ」の花
▼魅力その3・・・ウォーキングで渓谷美楽しむ!
ウォーキングなども盛んです。「日本の歩きたくなるみち500選」として、渓谷美が売り物の滝上渓谷「錦仙峡(きんせんきょう)」は、新緑や紅葉のシーズンには多くの愛好者が訪れ、ウォーキングやバードウォッチングを楽しんでいます。
冬は、錦仙峡の滝も、猛烈な冷え込みで氷瀑ができ、水墨画の世界を体感することができます。
秋の滝上渓谷・錦仙峡
滝上渓谷周辺をウォーキング
錦仙峡の凍り付いた「洛陽の滝」
■画像の提供・取材協力
*滝上町観光協会・・・0158-29-2730
*観光協会のHPは「こちら」