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 北海道”自然&観光”情報

 「”流氷”実体験!・海の動物とのふれあいも」(紋別市)

■紋別市

   北海道の北東部、オホーツク海に面した紋別市。例年1月から3月にかけて、紋別の沿岸は、北から押し寄せる流氷で埋めつくされ”白一色のまち”になります。
   
   紋別では、これを待っていたかのように、流氷に直接触れたり、沖合の流氷を割って進む観光船が動き出し、流氷まつりも開催されるなど流氷についての様々な体験ができる観光の拠点として活気づきます。


    流氷が押し寄せた紋別市

   また、海の動物との触れ合いができるほか、沿岸や沖合で獲れる豊富な海の幸、2つの原生花園をはじめとする花畑の花々が咲き乱れます。
   流氷を中心とした魅力あふれる紋別に、紋別空港を利用して訪れることができます。


■魅力

▼流氷のまちの魅力

   夏の終わりころ、オホーツク海の最北部のロシアの沿岸に張った氷が、強い北風で何度も剥がされて、積み重なって大きくなった流氷は、南への長い旅を続けて、紋別沿岸に、毎年1月の中旬から下旬にかけてたどり着きます。そして、オホーツク海の気温が上昇して解けだす春3月まで埋め尽くし、白いマチ・紋別を誕生させます。この間、紋別では、流氷とのふれあう様々な魅力的体験ができます!

●流氷を実体験!

  紋別では、沿岸にたどり着いた流氷を、見たり、直接手で触れたり、上に座ったりする「実体験」ができます。

  特に「流氷岬」では、標識のすぐ近くで安心・安全に流氷に触れることができます。流氷が沿岸につくと、波の音が消え、あたりには静寂な世界が訪れます。この時期、じっと耳をそばだてていますと、誰にも邪魔されることなく、流氷が擦れ合って出る鈍い音も聞くことができます。


   流氷に触れる体験ができる流氷岬

●流氷も「インスタ映え」スポットだ!・・・流氷の白と青の世界!?


    押し寄せた流氷と空の青

    流氷が緩み始めた海の青

●流氷砕氷船の体験!

   流氷のシーズンとともに動き出すのが流氷の中を氷を割って進む砕氷船による流氷体験です。

   紋別では、例年1月10日から3月末にかけて、「ガリンコ号Ⅱ」が運航、氷の海を船に取り付けられた2つのドリルを回して氷を砕いて航行します。初めは緊張気味の乗客たちも、流氷の中の航行を始めますと、一斉に歓声を上げます。


    流氷砕氷船「ガリンコ号Ⅱ」


●厳寒の中の「流氷まつり」!
  
   厳寒の2月には、「もんべつ流氷まつり」も開催されます。紋別のまつりの特徴は、郊外の沼から切り出した透き通った天然の氷を使用しているため氷の像はどれも見事な輝きを見せます。まつり全体で、2000本の氷を使用します。
                                 2019年は、2月8日~11日で開催。


   「大氷像」(2018年・流氷まつり)


●まつりのイベント体験

   寒さの中でアイデアあふれる流氷のまちのイベントが多彩に行われます!

   その中のひとつ「氷柱ガマン抱きつき大会」では、防寒姿で氷柱に抱きついて、だれが一番長く抱きついていられるか耐久力を競うもので、子どもから大人まで、顔を真っ赤にして耐える表情に、観客から”ガンバレ!”と声援が飛んでいました。この大会の賞品は、紋別名物「かに」とあって、ゲットしようと頑張りもひとしおでした。


  「氷柱ガマン抱きつき大会」の様子



●夏でも、「流氷」全般を学ぶ施設あり!

   流氷のまち紋別には、流氷シーズンでなくても、流氷のできるまでを学んだりする施設があります。北海道立「オホーツク流氷科学センター」です。

   室内は氷点下20度に保たれ、観光客は防寒服を身に着けて、流氷に触ったったりできるほか、氷の中に魚を閉じ込めた水族館も、普段見ることのできない魚が見られるうえ、魚の名もわかることから非常に魅力的な展示コーナーです。


  海から引き揚げた流氷で「流氷体験」

       氷の水族館


▼海の動物との触れ合い!

   子どもたちにも大人にも喜ばれる施設もあります。「オホーツクとっかりセンター」です。

   「とっかり」はアイヌの人たちのことばで「アザラシ」のことで、全国でも珍しいアザラシの保護活動をしているところです。ここでは餌やりや体に触れることができることから、人気スポットになっています。


     アザラシに触れる体験



▼グルメは海の幸!

   紋別は、「かにやほたて」など海の幸が豊富です。


         毛がに

    市内の飲食店では、オールシーズンで、それぞれ思考を凝らした、旬の魚類を中心にまとめた「海鮮丼」などの「紋別グルメ」が食べられます。(下の海鮮丼には、いくら、かに、ほたてがたっぷり入っていますね!)


     紋別の名物「海鮮丼」


●紋別市で2018年にグルメの大会開催へ!


・大会名:「Sea級グルメ全国大会in もんべつ」

・日時 : 2018年8月25日(土)・26日(日)




▼お花畑もあなたを歓迎!


    紋別では、2つの原生花園とラベンダー畑が自然を愛好する観光客を歓迎しています。

●6月上旬~(初夏)

   「オムサロ原生花園」・・・海岸線1㎞にわたって咲くハマナスの群落で知られています。花の種類は50種。


    オムサロ原生花園のハマナス

●7月中旬から8月中旬(夏)

   「オホーツク流氷公園ラベンダー畑」・・・4品種 1万7000本。


  香りが心を癒してくれるラベンダー畑

●9月中旬から10月初め(秋)

   「コムケ原生花園とコムケ湖」・・・さんご草(アッケシソウ)の群生地、野鳥の楽園。


   赤く色づくさんご草とコムケ湖


▼周辺の町との協力で
観光客の誘致促進!”紋別空港の大幅利用に期待!”

 
   紋別市では、豊富な「海の幸」と「空港」を強みに、隣町との交流を通じて観光客の誘致に力を入れています。「チューリップ」で知られる湧別町、「芝ざくら」で知られる滝上町を結んで「花悠遊(はなゆうゆう)」という名のオホーツク周遊観光を、花の咲く時期の5月中旬から6月上旬にかけて企画・実施しています。

   観光客の誘致を促進していくためには、この地の魅力を活かして多くの観光客を受け入れる交通網の整備が欠かせません。
   その担い手として、定期便が運航されている紋別空港のさらなる利用どのように図っていくかに期待がかかっています。


  観光客の利用が期待される紋別空港



■画像の提供・取材協力

▽紋別市観光交流推進室・・・0158-27-5181

*紋別市のHPは「こちら



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