北海道最北の島・礼文島よりも一歩さがって南東寄りに位置する「利尻島」。利尻富士町と利尻町の2つの町の行政区域からなっています。日本百名山の利尻山(標高1721m、「利尻富士」とも呼ばれる)を中心とする、直径15㎞ほどでほぼ円い形をしており、海にぽっかり浮かんでいるように見えることから、“夢の浮島”と呼ばれています。
海に浮ぶ利尻島(礼文町から)
■利尻島の魅力
▼魅力その1・・・「季節で変わる利尻山」
島の魅力は、ながめる位置や季節によって姿を変える利尻山です。
山肌が出てきた早春の利尻山(4月)
新緑がまぶしい利尻山(利尻空港)
夏は利尻登山が盛んです。多くの登山愛好者が航空機やフェリーなどで利尻島にやってきて、1700m余の登山に挑みます。道の途中には、多くの起伏もあり、多くの草花が咲き乱れることから、登山者に人気があります。
多くの草花に出会えます(ヒトリシズカ)
▼魅力その2・・・「島一周が楽しい!」
島一周の道路は、約60㎞。美しい海岸線が見られ、多くの草花も観察できます。この島一周を島の魅力として、利尻島一周サイクリングコース「利尻・彩くるロード」も整備され、毎年全国から参加者を募って「最北のサイクリング」イベントも開かれています。
周囲の景色を見ながらサイクリング
コースの途中で観察(エゾカワラナデシコ)
海岸では奇岩「寝熊の岩」
湿原の沼に映る「逆さ利尻山」(秋)
▼魅力その3・・・「利尻こんぶの里」
海に目を向けますと、ここは「利尻昆布(りしりこんぶ)」の名産地。夏には昆布の水揚げや昆布干しの風景が見られます。
沿岸でのコンブ漁
島を訪れる観光客に利尻の良いところを知ってもらおうと、名産の昆布を利用したオリジナルの「お土産づくり」の体験にも力を入れています。
名産の昆布のオリジナル土産品づくり
▼魅力その4・・・「利尻のグルメ!」
利尻の「グルメ」の代表は「ウニ」です。島では、ほとんどのシーズンで「旬のウニ」が食べられます。
利尻生まれのグルメ「うに丼」
冬の利尻島は、北国ならではのブリザードが荒れ狂い、フェリーが時によっては数日間運航できず、陸の孤島になることもしばしばです。予期しない体験ができます。
*利尻富士町観光協会・・・0163-82-1114
*利尻町観光協会・・・0163-84-3622